著者は著名な心理学者です。
言葉と表情が一致しないときがある
まずは相手の言葉を正確にとらえることから始め、
ですので、この例外に心を捉われることを無くすことによって、
失敗したときの対応
失敗した原因を自分の側の能力や性格、行動に求めることを「
相手やその時の環境、事情などに求めるのは「外的帰属」
内的帰属タイプの人は、一回の失敗でもコンプレックスに陥り、
原因を自分に求める人は何かがあると、
こうした解決策として、失敗した原因を外的帰属にすることです。
「彼女とは相性が悪かったらかうまくいかなかっただけなんだ」
「課長はきっとストレスが溜まっていたんだろう。
「あいつはきっと体調が良くなかったに違いない。
この時のコツは自分以外のさまざまな要素や原因を考えてそのせい
相手とうまく会話ができないときでも、
「たまたま考え事をしていた」
「気分がすぐれなかった」
「
「
「
一回の失敗にとらわれることなく、
「やっぱり無理だ」と考えずに「これだけできた」と考える
人と話をする場合でも、下記のことは当然です。
- 簡単に親密になるのは難しい
- 自分の思い通りに話しを進めることはもっと難しい
発想を逆転させて、
- 少しでも話すきっかけをつかめた
- 知り合い何とかなれた
会話の回数を増やすことで相手との関係にも変化が現れるかもしれ
相手のことをできるだけ思いやる大事なこと
相手のことを出来る限り正確に理解して、
相手のことをできるだけ思いやるように、
自分を中心にするのではなく、相手を中心に考えます。
言葉遣いや話し方にも自分の気持ちは必ず表れます。ポイントは相手の立場になって考えること。
ちょっと注意しただけですぐにキレる人の心理
人前で注意されたり、怒られたりすると「恥をかかされた」
彼らの考え方の間違いを指摘することは簡単です。そのときは、
このようなときには相手のことを構うのではなく、
感情的な人に感情的に対応すれば、余計にこじれるし、
このように思うのがコツです。
「あの人はすぐに感情的になるが、
噂話が大好きな人
人の噂話をするのが好きな人、
こうした人と接するときの注意点として、
こうした人への最善の対応は、下記に徹することです。曖昧にすること興味を示さないこと
例えば、次のように切り返します。
「どうなんでしょうな。
「そうなんですか。僕は良く分らないですね」
やる前にあきらめる人は「自己効力感」を持て
やる前からあきらめてしまうことの解決方法は、「自己効力感」
この自己効力感を高める方法
- 成功体験
- 代理体験(
他人が成功していることを自分のこととして実感する) - 言語的説得(他者からの励まし)
- 生理的条件(心身の状態が良いこと)
そして、やるからには、自分の能力を信じることです。
次に、最初に自分の弱点を相手に話すことです。
例えば部署移動によって新人みたいなときは、
そのうえで「
と相手に話します。
こうすることで、
ここでの注意点は、とにかく謙虚に、低姿勢で話すこと。
つき合いベタでも好かれる人になる方法
人と話すときは、「常に相手の立場になっているか」、
人はレッテルを貼られるのを極端に嫌がる
人は自分の性格や考え方をこうだと決めつけられるのをとても嫌が
血液型や占いなどの心理分析を人間関係に持ち込むのはやめましょ
もし、相手の性格に触れたいならば、
相手の信頼を勝ち取る話し方
- 大きな声で話す
これは自身があることを相手に示す意味もあり、
- スピードを速めにする
相手が理解できる程度のスピードアップです。ゆっくりではなく、
- 話と話の間を短めにする
途中でつっかえないスピードを速めに話しますから、話と話の間、
信頼を失う話し方とは
- 理解が不充分なのに無理に話す話そうとしている内容に不安を持っている自分が納得していないものを、相手に納得させようとしている
人間関係を良好に保つためのルール
- 相手のプライバシーを尊重する
- 相手の秘密を人に話さない、洩らさない
- 人の前で相手を批判しない
- 話すときは相手の目を見て話す
よくあるのが「おめでたい話だからいいじゃないか」と安易に考えて、結婚や婚約、あるいは出産などの話をぺらぺらと周りに話してしまうことです、プライベートな話は相手の承諾を取らないで話すのは厳禁です。もし話しをしたいときは、話してくれた人の OK をもらってからにしなくてはいけません。
怒っている人には待ち時間を作る
もし怒っている相手にこちらの意見を言わなければいけないときは、言い返せば相手の怒りに油を注いでしまいます。だからといって、全面的に相手の言うことを認めたくもありません。
ポイントは二つあります。
一つは相手の怒りにフタをしないこと。つまり怒りを抑え込もうとしないことです。「まあまあ、そんなに怒らないで。落ち着いてくださいよ」これは相手の言葉を遮り、相手の怒りにフタをしようとしているため、相手の怒りに油を注ぎます。なぜなら、言われた方は自分を否定されたと思い、さらにヒートアップします。
もう一つのポイントが相手の怒りが一段落するのを待つことです。怒りのエネルギーがある程度、燃え尽きるまで待ります。その間は自分の意見を言わず、ただあいづちを打っていればいいと思います。相手が怒っている理由を確認だけします。相手の怒りが増幅している間は黙って聞いておきましょう。
しかし、いくら相手の話を聞いているからと言って、それは相手の言い分を認めたわけではなく、相手が怒っている理由を正確に確認しただけです。加えて、相手の怒りを収めるためであっても「私が間違っていました」「悪かった」など言ってはいけません。その後自分の意見を言えなくなってしまうからです。
要は、相手が怒っていることをこちらは分かったという意思表示だけすれば良いのです。相手の怒りが鎮まってきたら、少しずつこちらの言い分を話していきます。
相手が怒っているときはいくら間違いや誤解を指摘しても、相手は聞く耳をもってくれません。溜まりに溜まったエネルギーは一度、発散させる必要があります。相手とやり取りする糸口を見つけるために、じっと聞いて相手の怒りに耳を傾けるのです。
部下からのメールを面倒くさがらない
上司からのメールだけでなく、部下からのメールもできるだけ早く返事をしてください。これが上司と部下との信頼関係を確かなものにします。上司や取引先をいつも優先すると、部下を軽んじることにつながります。
自分が好きになれば相手も好きになる好意の返報性
これは、自分から行為を相手に向けると、相手からも好意をもたれるようになり、自分が相手を嫌うと相手も自分を嫌うという心理です。
相手があなたのことを好きになるのを待つのではなく、あなたが相手を好きになるように行動を起こすのが嫌われている人と仲良くなる方法です。
嫌いな相手を好きになったり、好意をもつことは難しいと思うときは、相手のことを評価する、能力をきちんと認めるでも構いません。それを相手に伝わるように工夫してください。きっと相手の態度も変わってくるはずです。
自分の付加価値を高めると自信がつく
自分に魅力があるとわかれ自信につながります。もし一つでも秀でているものを持っている場合は、それを大切にすることで色々なことをできるようになります。
自分のことを価値がある、尊敬すべきものがあると認める気持ちを持つことによって、人間関係づくりに対して積極的に取り組めるようになります。
それには自分の付加価値を高めて、自信を持つことが一番の早道です。人にアピールできるものを自覚し、それをさらに磨きます。それがあなたの気持を積極性を与えてくれます。
もう一つ有効な方法は、環境を変えて話しやすい場を作るということです。資格試験に挑戦するためのスクールに通うといった類似性の原則によって、共通の目的があると話題がはずむので、お互いに親しくなりやすいのです。
仲直りは先に言いだした方が負けではない
ケンカをしてお互いに意地の張り合いになったとき、自分から折れて相手に近づく人の方が、このような状況を速く解決して先に進む方が良いと思って行動するので、人間的にレベルが上です。
お互いが意地の張り合いになったら、先に相手に声をかけてください。声をかけるといっても、こちらに非がなければ謝る必要はありません。会話のきっかけをこちらから作る、仲直りのきっかけをこちらから作るのです。
相手はコチラが謝罪に来たのかと勘違いをするかもしれません。しかし、それを気にする必要はありません。先に折れた方が負けと思わなければ、それほどきっかけを作るのは苦痛はありません。