著者は有名な整形外科医のようです。
それでは、早速紹介します。
目標を達成するためには、絶対に達成できる目標を設定します。それを、段階的に小さな目標に分けて、その小さな目標を一つずつ達成していくようにします。
そうすることによって、そのつど達成して満足感を体感することになり、その間は最終目標を達成して満足している自分をイメージする。
新しいアイディアを見つける場合、「答えはどこかにある」と確信して探求すること
過去の失敗を無視して、「失敗するなんて考えられないことだ」と自分に言い聞かせて、そのもてる力を発揮するために最善を尽くすことです。
「できない」「無理だ」「難しい」と思ったときは、次の質問を自問自答します。
- この考え方は事実に基づいているか。もしくは推測によるのだろうか
- 間違った考え方を出発点としていないだろうか
- このように考えることに、正当な理由があるのだろうか
- そう考えることに、誤りはないだろうか
- 同じような状況下におかれたら、他の人も同じように考えるだろうか
- そう信じて良い理由がないのに、なぜかそれが真実であるかのように振舞わなければならないのか
なりたいと思うことをイメージして、それを達成して満足する自分を想像して、それを頭の中で何度も繰り返します。
創造の仕組みを効率良く働かせるルール
- 悩むなら、ルーレットを賭ける前に悩め
決定し、実行する手順が整ったら、理性の負担になることを忘れ去り、結果だけを考えること
- 意識的に「今」に反応する習慣をつくれ
あらゆる注意を「今」に向けることによって、「明日を思い煩わない」習慣を身につけること
- 一度に一つのことだけを試みよ
一度にたくさんのことをしようせずに、一度に一つのことを行え
- 眠りながら考える
問題を取り組んでも何ら進展をみせない場合は、さっさと寝ること
- 働いているときもリラックスせよ
ほんの瞬間的な時間でいいので、リラックスしたときの気分をイメージする
一日中意識的に次のことを行動すると言い聞かせる
- 今日一日、陽気に振舞おう
- 他人には好意的に接しよう
- 他人の失敗や過ちには寛大になろう
- そうありたいと思っている人になったつもりで行動しよう。
- 自分の意見で事実を悲観的にゆがめないようにしよう
- 今日一日、少なくとも三回は笑うようにしよう
- 何が起きようとも、冷静に対処するようにしよう
- 変えようがない悲観的な事実を、忘れるようにしよう
他人の欠点は労せずして見えます。しかし、他人の長所を見つけるためには、注意力、忍耐力、観察力が要ります。他人の良いところをみつけるのが、幸せを身につける方法です。
人は「起こったこと」に反応するのではなく、心の中でイメージしたことに反応しています。よって、人は、それが本当の状況だと思い込んでいることに従って行動するのです。だから誤解を解決するときに、より良い相互理解に貢献するのは、誠実な態度です。誠実な態度が信頼を生むのです。
「彼には、これはどのように見えるのか」「彼はこの状況をどう解釈するのか」「彼はそれをどう感じるだろうか」と相手の立場に立って、ものを見る事が大切です。
他人を独自の個性を持った存在であることを認めます。その上で、他人がどう見ているか、どう考えているかを思いやって考えるのです。
自分に嫌気がさし、自分がやる仕事は向かないと思うと、物事は上手くいきません。自分を低く見るのは美徳ではなく悪徳だと頭に刻み込んでおくのです。
自尊心を育てるためには、他人の長所を見つける努力をして、それを評価することです。相手の値打ちが分かれば、尊敬の念をもつことができます。相手をユニークな個性をもった価値がある存在として遇することによって、自分の自尊心も高まるのです。本当の自尊心は、他人を高く評価する訓練をして、初めて得られるものです。
未知の状況に直面して平静でいられる訓練とは、自分が普段の生活の中にいるというイメージを描く訓練です。それをできるようになると、制御不可能な状況から生じる緊張感から解放されます。
困難な事態を克服して際立った行動をとれる人になるためには、状況を意識しすぎない技術を学ぶ事です。そうする事で、ピンチに際しても、受け身にならず積極的に挑戦する態度を持てます。「危機的状況」を正しく評価できるようになるのです。