ビジネスマンの皆さまへ捧げる読書日記

私が読んだ本のなかで役に立ちそうなものを紹介します

「『意識の量』を増やせ!」を読んで

今回も、 齋藤孝氏の著書を紹介します。

 

相手の立場に立ってものを考える

「相手の立場に立ってものを考えられる」ということは、社会とうまく関わり、つながっていくためにとても重要なことです。

例えば、

「こういうことをしたら、この人が少し助かるんじゃないかな」

「こうしたら、この人はきっと安心するだろう」

そういった視点で物事を処すことができるようになれば、社会の一員として有用な存在になれるのです。

 

自分が楽することではなく、「この人にこの様なことをしてあげたら、この人は少し楽になるのではないだろうか」とかを考えられる人は会社でも重宝されるでしょうね。これは上司がやって当たり前だなんて思っている人はまだまだでしょう。

 

「選手にとっていい監督は、自分を使ってくれる監督」。ただし、使われなかったからと言って、ヘソを曲げるようなヤツは選手として最低。なぜ、自分が使われないのか、ほかの選手が起用されるのかをきちんと分析、判断して、ライバルに負けないものを見せないといけない。それが、選手に課された最低限の仕事。〝プロ〟という名が付くなら、余計にそうだと思う。

会社で例えると、あるプロジェクトから外された、降格させられたといったときに、その後にその人がどの様に振る舞えるのかですね。見ている人は見ているので、ここで腐ってしまうと「ああ、やっぱり外して良かった」「降格させて正解だった」と思われてしまいます。

 

何かトラブルになると、「じゃ、辞めればいいんでしょう」的なことになってしまう。社会の任務や仕事に、自分が辞めればそれで片がつくような問題はない。誰かが誰かに取って代わるだけだ。そして社会人としての信用度の星印が、見えないかたちでつけられる。使える人はどんどん重用され、使えない人は「あいつはちょっと……」と敬遠される。そこにどんどん差がついていく。

社会人としての信用度は、何か大きいことを成し遂げたというだけでなく、遅刻をしない、約束を忘れないといった小さいことや当たり前のこと、そうしたことの一つ一つの積み重ねによって成り立っていることも忘れない様にしたいですね。

 

面接試験では、採用の担当者はチームを組んで即戦力になるか。一緒に働ける相手として察知力、反応力があるかを見ている。

こういう時は、自分がどういうことをやりたいかという視点で考えるのでなく、自分だったらどういう人と一緒に仕事をしたいかの視点で捉え直してみるのです。

 

人脈とは「誰を知っているか」ではなくて、「誰に知られているか」で決まるものです。よって、人脈は「他者の脳内において自分が占める割合」なのです。だから、他者に自分を気にかけてもらうための継続的な努力をするということです。

 

ここで、高校野球で春夏連覇を果たした沖縄の興南高校、我喜屋監督のお話が紹介されています。

「早寝早起き、朝の散歩、ゴミ拾い、それから1分間スピーチ。本当だよ。そういう小さなことができる人間は野球もできるし、大きなこともできるんだよ」

さすが甲子園を連覇した学校の監督は言う事が違うというものではなく、些細なことかもしれませんが本当に大切なことを言っていると誰もが思うのではないでしょうか。小さいこと(仕事)をロクにできない人が、大きいこと(仕事)をできるわけありません。普段からマラソンを 10 キロも走れない人が、フルマラソンなんて当然走れませんよね。

 

「いま、何を意識してやっているのか?」

意識の量を増やすことをつねに意識化しておくためには、「いま、何を意識してやっているのか?」の問いにさっと答えられるかどうかを四六時中考えることです。

 

「意識の量」を増やせ! (光文社新書)

「意識の量」を増やせ! (光文社新書)