今回はこちらの著書です。
マルチタスクをこなすための、コツがいくつか紹介されており、練習問題もあるので、結構面白く読ませていただきました。
では、いくつか紹介をします。
マルチタスク・ワーキングをするためには
複数のやるべきことを並べて、これらを同時に行うためには「どれとどれを組み合わせれば一番効率が良いか」を常に考えて仕事をこなしていくことです。
こうした効率化を考えるときには、自分が過去に経験したことをしっかりと記憶にとどめて置くことが大切です。
例えば、以下のような感じです。
- 時間を節約するために過去に似た経験が会ったときにどうしたか
- 今こなしている仕事を、将来どのように活用するか
- この人がする仕事と今の自分の仕事を結びつける接点はないか
- 「とりあえずやってみよう」という考えを捨てるべき
効率化に特に必要なことは、複数の全く関連性もない仕事に関連性を見つけて片付けていくことです。
「世の中に生み出されるものは全て失敗作だ」
今世の中に出ているものは必ず改良される。だからこそ失敗を恐れずにチャレンジすることができるのです。
要は、今あるものが完ぺきな物ではないということです。改善、改良できる点が必ずどこかにあるという考えですね。完璧を求めていたらいつまでたっても出来上がりませんよね。
正解とは、一つではない。無限にある。
正解は状況によって変わります。正解は自分の側ではなく、常に状況によって決められるものです。相手が何を求めているかを正確にさぐる姿勢が必要があるのです。
たくさんの選択肢を用意しておくことで、変更を強いられたとしても、その状況における最短距離を見つけていく、それが大切です。
このためには、予想をできない状況が起こっても選択肢を瞬時に出す訓練を日ごろからしておくのが大切です。
たくさん選択肢を出した後は、その中から一番良いと思われるアイディアを絞り込む作業を瞬時にやる訓練を行います。
- 複数の選択肢を瞬時に出す
- 出した選択肢からアイディアを絞り込む
この2つを行う訓練を続けるのです。
物事を解決するための選択肢をたくさん吐き出す作業は 2 つあります。
- 事前に状況を想定して用意して置くこと
- 実際のその状況に身を置いたときに瞬時に選択肢を作り上げること
アイディアを出すこととは
「自分ならどうするか」を打ち合わせの場で伝えるようにする。その仕事に自分の意見やアイディアを出すことで、その仕事に関わったという事実を残すことが大切です。
交渉で大切なこととは
- あらゆる予測を立てて対処できる事前準備をしっかりすること
- 相手の意見や反応をしっかりと掴み、臨機応変に選択肢をその場で出すこと

一気に10の仕事をこなす! マルチタスク・ワーキングのすすめ (アスカビジネス)
- 作者: 森田正康
- 出版社/メーカー: 明日香出版社(発行:クロスメディア・パブリッシング)
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