ビジネスマンの皆さまへ捧げる読書日記

私が読んだ本のなかで役に立ちそうなものを紹介します

「『できる人』の対人術」を読んで

少し長いですが、会話のテクニックから自尊心を持つ方法までをご紹介します。

 

 

座る位置のテクニック

ビジネスの打ち合わせでレストランを利用するとき

  • 店内の全体の動きを自然に見渡せるような位置に座る
  • 相手の視野に自分以外の存在をあまり入れないようにする

相手の注意が自分に向くようにするのがコツ。こうしておけば、相手はあなたのプレゼンテーションに集中してくれる。

 

コミュニケーションを円滑に進める席順のポイント

  • すでに一度会ったことがある顧客の場合(その人が右利きであれば)、あなたはその人が右側の位置になるように座るといい。相手が左利きの場合は、反対側に座ること。
  • 女性同士の場合には、直角に座るよりも、向き合って座った方がよい。
  • あなたが女性で、しかも男性を自分の考えに賛同するよう説得しようとしている場合には、できるだけ相手と直角になるような位置に座ること。
  • あなたが男性で、しかも男性を説得しようとしているときには、できるだけ相手と正面から向き合う位置に座ること
  • あなたが男性で、ビジネスや社交の場で女性とコミュニケーションする場合には、相手との距離が近くなるような小さいテーブルで相手の正面にくるような位置に座ること

 

コミュニケーション時

  • 本題に入る前の雑談は必ずしも簡潔である必要はない。お互いへの理解が深まり、ラポートをつくることも必要
  • 一旦椅子に座ったら、自分の顔や髪の毛に手を触れてはいけない。自分の首より上に触れてもなにもいいことは起こらない。
  • 目の前に座っている相手のことをまだあまり知らない場合には、両足を床から離さない。身体のバランスがうまく保たれるし、いい姿勢を長時間保つことも可能になる。頻繁に足を組んだり戻したりする人は信頼に欠ける人物という印象を相手に与えてしまう。
  • できるだけ両手を離しておく

 

コミュニケーションする相手との距離

  • 立っている場合でも座っている場合でも、相手の親密なパーソナル・スペースから離れておくべき。一般的な親密なパーソナルスペースとは、その人の身体の周囲、約45センチの範囲を指す。
  • 相手の通常のパーソナルスペース(約50センチから1.2メートル程度の範囲)の外側に自分がいるときには、相手の注意がそれやすくなる
  • 理想としては、初対面の顧客に対しては、鼻から鼻まで60センチから1.2メートル程度の距離を保つのが望ましい。この距離からはじめて、盛り上がった敵たら徐々にその間隔を縮めていけばいい

 

アイ・コンタクトの方法

  • 基本的なルールとして、一緒にいる時間の3分の2はアイコンタクトを保つこと。7秒間相手に目を向けたら、3秒間目をそらす、という流れでやる。14秒対6秒でもいい。
  • アイ・コンタクトとは、相手の両まゆと鼻の頂点にした三角形のスペースに目を向けること。アイ・コンタクトの際には、このスペースに65~70%の割合で目を向けてあげること。
  • 相手のタイプやアイ・コンタクトの頻度に合せて調整をするよう心がける
  • 目をそらす際に別の人を見てはだめ。アイ・コンタクトを外しているときにも、注意力は常に目の前の相手に向けておくこと。意識的にアイ・コンタクトを外す際には、下に目をそらすか、あるいは右側か左側。上はダメ。

 

関心の大きさを示すシグナル

目は非常に興味深い期間。魅力的な物や人に出会うと、その人の瞳のサイズ(目の真ん中の黒い部分)が著しく大きくなる。
人が何かに恐怖を感じたり、暗い場所にいるときにも、瞳が大きくなる。カメラと同じように、暗い場所ではたくさんの光を集めるため瞳が拡大し、明るい場所では逆に小さく縮む。
何か自分が好きなものを目にしたときに、人間が自然に大きくなる瞳をコントロールすることは、ほぼ不可能。つまり、相手の瞳が大きく黒くなっているとき、その人は、死ぬほどあなたを恐れているか、あるいはあなたが大好きかのどちらかである。

 

大勢の前で話をするときの「目線」のテクニック

自分の話しに意識が向いている人とアイ・コンタクトを保ちながら話を進める。話に一番良く耳を傾けてくれている人に話すことで、その場の聴衆の関心を引きつけやすくもなる。そういった人たちは、話にうなずき、体を前にのりだして、そしき興味を持っていることを示してくれる。ある集団では、そのときのうなずきがウィルスのように広がっていくこともある。

さまざまな人の目を壇上から見つめながら、その中で最も大きな瞳をしている人を探す。その人の目をみて話すこと。

 

第一印象が変わるマジック

  • 服装に、プロのアドバイスを取り入れる
  • 手のジェスチャーは、縦がウエストから首、横が肩幅ほどの大きさの四角の中で完結させておくべき
  • 褒め言葉をマスターする。褒め言葉やお世辞は、相手を自分の味方につけたいときに効果的にはたらく。誰も拒否できないような魅力を身に付けるためには、褒め言葉の使いどころを完璧にマスターしておかなければならない。
  • お世辞は楽しいもの。一度使うと、どんどん伝染していくものでもあるし、手に取るようなエネルギーを生み出してくれるもの。あなたと相手との間に、ポジティブな緊張感が生まれる。
  • 興味を高める「話の切り上げ方」相手の欲求を刺激して自分への関心を高めたままにしておくには、会話がまだ盛り上がっているうちに切り上げたほうが効果的。話が退屈になる前に、少し早めに終えておけば、相手にはあなたとの会話の楽しかった記憶を残すことができる。つねに相手をもっと欲しがらせたままにしておくこと。つまり、相手には、"あなたともっと一緒にいたかった"と思わせたままにしておくのが一番いいのだ。

 

握手で強いインパクトを与える方法

握手するときには、できるだけポジティブな印象を残せるよう心がけよう。このためには、指先だけではなく、手の全体で握手すること。そして相手の手をあなたの手の全体で握ってあげることだ。

握るときの手にはある程度力を入れ、相手がその存在をしっかり感じられる位にするとよい。

 

似た者同士は引かれ合う

相手が、自分と似た価値観や信念、ライフスタイルを持っている場合、あなたはその人に対して深いつながりを感じることになる。自分と似ている人のことは外見的にも好意的に感じるものなのだ。

さらには、人間は自分と同じような考え方をする人をより魅力的に感じる、

 

会話のテクニック

自分の関心を相手の話に集中させるという行為は、ある意味"慣れ"を必要とするものだ。つねに相手の話に耳を傾け、内容を理解し、その話を膨らませていく、というのは簡単なことではない。対策として、「私もそうです」「そうですね」というフレーズを使わないようにしておくこと

次の会話例を見てみよう。
「ちょうどメキシコから戻ったところなんだ」
ここで、「私もメキシコに行ったことがありますよ」と言ってはだめ。今のところ、まだ相手は自分の話を続けたいと思っているからだ。

その代わりに、「本当ですか?メキシコのどこへ行ったんですか?」と応えてあげればいい。

「イスタパラパ」と相手が教えてくれたら、
「そうなんですか!どんな感じでしたか?」と続けてあげる。
「もう、とにかくビーチが信じられないくらいきれいで・・・」と話が続くだろう。
この段階になったら、あなたの経験談を混ぜはじめてみてもOKだ。「2~3年前ですけど、私もそこに行ったことあるんですよ。あそこは、とにかくすごいですよね。(そして会話をまた相手に戻してあげる)イスタパラパではどんなことをしたんですか?」
カリスマ性を持っている人たちは、会話を自分で切り貼りして、話の流れを適切なところで相手に戻してあげるものだ。そうすれば、相手が話したがっている経験を共有してあげることができる。

 

情熱の偉大なパワー

人生において自分がどこに向かって進んでいるのかを自覚できている人間であれば、例えば、人が集まる部屋に入った瞬間にその場の雰囲気を自分の色に染めてしまうこともできるだろう。

自分が進むべき方向を見定め、そしてそのために必要なステップをよく考えれば、誰もがこうした人物になることができる。

 

考えを行動に移せるエネルギー

人は誰でも、あるアイディアや考えから実際に何かを生み出せる人が好きなのだ。実践的な人たちは、つねにさまざまな決断をしているため、間違いを犯すことも多いのだが、彼らはいつも行動し続けているため、そこから巨大なエネルギーが生まれてくるのだ。

人生の様々な局面で、さまざまな行動を起こせる人の最大の魅力というのは、やらない理由を切り捨て、惰性に流れることを拒否している点だろう。物事を実際の行動に移せる人というのは、他人の眼には成功を手にしている(あるいは成功する可能性の高い)人のように見えるものなのだ。もちろんこれが、その人物の魅力になっているわけだ。ただし、やみくもな行動では意味がない。

 

魅力を向上させるには4つの各要素を意識する

  • 忍耐・・・他人とのズレや違いを、感情に流されずに、そのままズレや違いとして認識できる能力
  • ユーモア・センス・・・スマートなやり方で自分自身を笑いのネタにするスキル
  • 誠実さ・・・女性が長期に及ぶ人間関係(生物学的に女性が最も必要としていることでもある)を求めている際に、最も重要な要素
  • 柔軟性・・・適応能力

 

女性は内面的な関係を最重要視する

女性が求めているのは、自分の話に耳を傾けてくれる男性なのだ。女性の関心は、異性関係を発展させていくことや、相手と親密なコミュニケーションを重ねていくことに集中しているものだ。

女性は、自分の内面について何も知らない相手に魅力を感じるはずがない。

女性が好むのはお互いが自分のことを打ち明け合えるようなコミュニケーションだ。

女性が求めているのは、自分を真剣に扱ってもらうことなのだ。より親密な人間関係へと写る前に、相手に自分がどんな人間なのか、それいについてある程度知識と理解を持っておいてもらいたいのだ。

女性とのコミュニケーションの方法で迷いを感じるときには、聞き役に徹すること。女性がほしいのは自分の話に感情移入してもらうこと、そして自分の経験を理解してもらい、それを評価してもらうことなのだ。

 

「"彼らは~"」 テクニック

誰か第三者の例を話してあげるテクニック。間接的にそれとなく相手が抱えている問題の解決法を示してあげることが可能になる。
こうした話し方をしてあげると、相手は自分の状況に対して、自分自身で的確な判断ができるようになるものだ。

 

会話のテクニック

上手な会話例として、何を話すべきか、という問題で重要なのは、初対面の人にはできるだけネガティブな部分を見せず、ポジティブな面を見せるようにすること。

ちょっとした言葉遣い

いつも発言を「私」から始める人に、関心を持ってくれる人はあまり多くないものだ。魅力的な人物というのは、相手を大切にし、そのことを相手に伝えれる人のことだ。

いつも「私」から会話をはじめてしまうと、相手に伝わるメッセージも単純なものになってしまう。つまり、私は自分にしか関心がない、ということだ。

相手をいい気持にさせる究極の話し方

たとえ相手が間違っている場合でも、相手を認めてあげること

相手に間違いを知らしめるよりも、たとえ相手が間違っているときでも、相手を認めた上げていい気分にしてあげるほうが、はるかに生産的ではないだろうか

だめな話し方

救済されたい、助けを求めている気持ちを気づいたとき、自分にはなぜ他人の同情が必要なのかを考えてみることだ。辛くて悲しい話題は専門家との対話のときだけに限定しておきべき。

他人の批判

自分を孤立させてしまうことにつながる。なぜなら、自尊心が欠けていることを証明してしまっているからだ。あなた自身が、能力の未熟さや不安定さを抱えていることが、相手に伝わってしまうだろう。自尊心や自負心をもっと強くしてくれるような話し方をすべきなのだ。

人の話をさえぎる

誰かがあなたの話をさえぎってきた場合には、その人は自分があなたよりも優れていると思っているわけだ。

誰かと話をするときには、相手が言い終わった後に、そして自分が次のフレーズを口にする前に、ひと呼吸置くことを心がけておきたい。そうすることで、相手にはあなたがその人の話を聞いてくれたことが伝わるし、その会話の意義をわかってくれている、という印象を持ってもらうこともできるだろう。

ゴシップ好きの人

内面に不安を抱えていて、他人の粗探しをすることで自分の自尊心を保っている場合が多い。

人々を自分に引き付けるためには

それがどんな状況であれ、ポジティブな表現を使うこと、そしてあなたの魅力を表に出してあげることが大切だ。

人を引き寄せる武器

自分が太陽になったつもりになってみよう。あなたの周囲の人たちは、リラックスした気持ちになって、自分が必要とされ、歓迎され、そして喜ばれていることを実感できるだろう。

内気な人を会話に参加させたり、相手が抱えている問題を理解しようとしているときには、特にこうした態度が重要になる。誰でも自分の話を聞いてもらい、理解してもらいたがっている

相手がうれしくなる会話を目指す

自分ならどういう気持ちになったときに嬉しく感じるのか、ということだ。つまり、自分がどういうふうに扱われたらうれしいかを考えることが大切なのだ。

アドバイスより、「話を聞く」ことを優先させる

自分のほうからアドバイスをするのは避けておいた方がいい。

なによりも、誰かが何かを話すときというのは、単にある情報をあなたに伝達したいだけか、あるいは胸のつかえを取りたいだけ、というケースが多い。相手はそれを聞いてくれる「誰かの耳」がほしいだけなのだ。そんなときにアドバイスをしてしまうと、相手の自身に傷を付けることになってしまうだろう。

アドバイスをするということは、その結果に対してあなたが責任を負うということでもある。例えば、あなたのアドバイスにしたがって相手が失敗してしまった場合、あなたにはネガティブな感情を向けられることになるだろう。相手が真剣にあなたにアドバイスを求めてきた場合には、どうすべきかを話すのではなく、過去に自分にとってうまくいった経験を話してあげればいい。そういった話をしてあげれば、相手も自分が何をすべきかが自然にわかるようになるだろう。

相手を傷つけない批判の仕方をマスターする

どうしても批判めいたことを言わなければならないときには、その前後に褒め言葉を持ってきて、批判をサンドイッチするようにしておくこと。

相手の中に好きになれる部分を探す

誰かと会話をしているときには、相手のなかに自分が好きになれる部分を3つ見つけておくこと。それは別に何でもいい。例えば、相手の服装、目、表現の仕方、などいろいろとあるだおう。相手の業績でもいいし、あるいは将来の展望についてでもいい。とにかく3つ見つけておくことだ。

イライラさせられる部分ではなく、相手のいい部分に集中しておくだけで、あなたの内面にあるエネルギーも実際に高まってくるものだ。

相手のいい部分を3つ見つけたら、それを自分の会話のなかに織り込んでいくこと。これができれば、さらにポジティブナエネルギーを感じれるようになるだろうし、あなたがより魅力的になれるはずだ。

会話にそれとなく褒め言葉を含ませれば、相手はそれに対して素晴らしい程の反応を示してくれるはずだ。

 

自尊心が高い人は、それだけで魅力的だ

自分自身について、自分が考えている推定価値、それが自尊心だ。

大きな価値を自分に与えている人は、それが自然に表にあらわれてくるものだ。そして、周囲の人たちは、その人は特別で、価値ある存在、と考えるようになるわけだ。

自尊心が魅力に繫がるのは、人間は本質的に「価値のあるもの」に引きつけられる存在なのだ。できるだけ大きな集団に属していたい、という本能的な欲求もある。そのため、誰かが先導してくれればそれに従うし、さまざまな集団にも加わろうとする。当然、そのためにも大多数の意見にも従うようになるわけだ。

自尊心が高いと、そのこと自体が魅力や能力といった幻想を生み出すことにもなる。人は簡単にだまされてしまうものなのだ。そもそも「魅力」というものは、とても主観的な価値観だということを思い出しておきたい。

自尊心とは、あなたが自分について感じている認識だ。自信とは、あなたが自分の能力についてどう感じているかということの反映なのだ。

自尊心を高めるために必要なことは

自分に自分で良い評価がくだせるような何かを成し遂げることだ。あなたの内面から湧き出てくるもの。

自尊心は、あなたの価値とそれについてどういう行動をとるのか、といったことにダイレクトに結びついている。つまり、あなたは目的のある人生を送らなければならないのだ。夢を追い続けているうちに、それがあなたの人格にも影響を及ぼしていく。それは、あなたをより明晰な人間にしてくれるし、可能な限り「最高の自分」へとあなたを導いてくれる

自信は、なにかのスキルを練習して体得することが身についていくものだ。必要なんのは、練習、反復、学習だ。そしてできるようになった自分の姿をイメージする想像力だ。ある分野でスキルを磨いたら、そこで得た自信が他の分野にも波及することは良くある。

たくさんの分野で、自信と高いスキルを持てるようになればなるほど、ますます自分の能力に確信を持てるようになり、そしてさらにさまざまなチャレンジができるようになる。

 

自分のなかに愛を育む習慣

  • 何かをしたら、自分にご褒美をあげること。そしてそれを楽しむことだ。
  • 自分の存在を見下し、侮辱し、落ち込ませるような状況から抜け出すこと。そして自分を肯定的にとらえてくれる状況に身を置くこと。
  • 自分の成功を心から喜ぶこと
  • ライフスタイルや友人関係の変化を拒まないこと。必要な場合には、今までの考え方や思考パターンを捨ててしまうこと
  • 一つの課題を達成したら、さらに新しい挑戦をすること。人間は、快適な場所に長くいればいるほど、なかなか外への一歩が踏み出せなくなるものなのだ。

 

「できる人」の対人術―女も男も引きつける心理法則

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