ビジネスマンの皆さまへ捧げる読書日記

私が読んだ本のなかで役に立ちそうなものを紹介します

「心が折れる職場」を読んで (2)

前回からの続きを書きます。 

 

ちなみに、前回はこちらです。

www.verdancies.net

 

心の負担を軽減させる言葉

失敗したり、ミスをしたりした人は、本人に「自責の念」があります。こうしたつらい状況の時に、「ああするべき」、「こうすればよかったのに」と言われても、本人の頭にはこうした言葉は入ってきません。
しかし、「頑張ったね」と認めてあげる言葉をかけてあげると、心の中に「相手の言葉を受け入れるスペース」ができます。
こうしたプロセスを認めてあげる「フォローアップ」が必要です。

 

部下の仕事への取り組みを大切にする

上司が部下にどんな仕事を、どのように与えるかによって、部下の心のあり方、仕事への取り組み方は大きく変わってきます。
難しい仕事を与えた時は、その仕事の困難さに応じたサポートをセットで提供しなければなりません。
職場適応を進めるためには、小さな成功体験を積み重ねて、仕事に対する熱意を高められる状態になることが大事です。
仕事の過重に関わらず、自発的に働いている感覚を持てなければ、メンタル不調になる可能性はとても高くなる。この「自発的に働いていける」状態にできるように上司はサポートをしていくのです。
だから、「この仕事をすることによって、どのような意義があるのか、どういう能力の成長につながるのか」といった仕事の意味、意義、基本的な仕事の進め方をしっかり伝え、指導していくことが必要です。

 

上司は現場の仕事を持たない

野球やサッカーの監督のように、一人一人に部下の個性をしっかり見極めた上で、どのように有機的に結びつければ、組織のパフォーマンスが最大化するかを考えるのが仕事です。
自分の「現場」仕事ばかりに集中して、部下のことに関心がいかない上司では、問題が発生します。
上司がやる仕事は、「俺の営業成績の方が上だろう」といったように部下と同じ仕事をしてそれを比べることではない。上司は自分の手を動かすよりも、メンバーのモチベーションを高め、スキルや知識の不足があれば、それを補い、行き詰まったメンバーがいれば、しっかりフォローすることが本業です。

 

問題や悩みを抱えた部下と接する際

アドバイスの前段階である「会話」をいかに行うかが、大切なプロセスになります。
まず、部下に語りたいことを、語ってもらう。上司はそれを最初はとにかくよく聞くことが大事です。その時は、上司が聞きたいこと、関心があることを質問して答えてもらっては、そこで受け取る情報は、必ずしも部下が話したい内容ではない可能性が高いです。
部下に語ってもらうことで、その部下の「気持ち」を感じ取る。どんな問題があるのか、なぜトラブルが起こっているのか、だけでなく、それを抱えている部下は「どういう気持ちなのか」をしっかり聞く。しっかり感じ取ることが大切で、その上で一緒に解決策を考えていくのです。

 

 

心が折れる職場 日経プレミアシリーズ

心が折れる職場 日経プレミアシリーズ

  • 作者:見波 利幸
  • 出版社:日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2016-07-09