ビジネスマンの皆さまへ捧げる読書日記

私が読んだ本のなかで役に立ちそうなものを紹介します

「心が折れる職場」を読んで (3)

前回からの続きを書きます。 

 

ちなみに、前回はこちらです。

www.verdancies.net

 

 

www.verdancies.net

  

部下をサポートする4つの基本

  • 情報面のサポート
  • 情緒面のサポート
  • 道具的なサポート
  • 評価面のサポート

情報面のサポートは、知識や情報収集をベースにコンサルテーション的に解決法を示すこと。

情緒面のサポートは、共感したり、努力に気づいてあげたり、見守ったりする。これを本人に伝えることで、精神的な支えになる働きです。

道具的なサポートは、部下がいよいよ大変になった時の場面で必要となる直接的な手助けです。上司が手を差し伸べること。

評価面のサポートは、上司が部下に、業績の結果のみならず、プロセスを含めて、フィードバックをしっかり伝えていくこと。

目の前にいる部下が、今どういう状況にあって、何を求めているか、何を必要なのかを語ってもらいながら、バランスを考えて 4 つのサポートを提供します。

 

趣味がある人は、なぜ強いのか

「趣味が少ない人」は不調になりやすいのは1つの傾向です。ゴルフや登山やテニス、音楽など幅広く趣味を持っている人には、心が折れにくい、レジリエンスの高い人が多い印象があります。
それは、好きなことを思いっきり楽しむことで、ストレスを発散できるという理由だけではありません。
会社と家だけの往復で毎日を過ごしている人の場合、会社で承認を得られなければ、自分を認めてもらえる場所が無くなります。ところが、外で趣味や様々な活動の場を持っていると、たとえ仕事をうまくいかなくても、趣味の場で承認を補うことができます。
趣味の場とはいえ、自分の承認を得られる機会があれば、仕事で自信をなくすよう出来事が続いても、「自分は何をやってもダメな人間だ」と自分を全否定せずに済みます。プライベートで前向きな承認を得ることは、職場でもポジティブな影響を及ぼすのです。
仕事で失敗や業績の低迷、上司との相性の不一致などネガティブなことがあるたびに「自分なんて価値がない」と自分を全否定してしまわないためにも、仕事以外に複数の世界を持つことが大事なのです。

 

強い運動をする

メンタルヘルスの改善には、しっかり負荷をかけ、運動強度を上げなければ意味がありません。
負荷が大きい運動によってしっかり筋肉を使うことで、ストレス物質を解消したり、交感神経に働きかけることができます。それによって、副交感神経をしっかり高めることができるのです。運動習慣がない人にいきなり負荷をかけると故障をする恐れがあるため、その人に合う形で、徐々に負荷をかけていくことが効果的です。
速く歩いている時間は交感神経が高まり、筋肉を使うことでストレス物質の解消につながります。一旦心拍数を高めたり、交感神経を高めた後で、またのんびり歩くことによって今度は副交感神経が高まります。これを繰り返すことで、交感神経と副交感神経の高まりに波を起こせます。

 

内発的なモチベーションに向き合う大切さ

自分のモチベーションの源泉を掘り下げ、仕事と連動を図るというプロセスを踏まないと、受動的な姿勢から、能動的にやる気を出すことはできません。
「外発的なモチベーション」は給料や環境など外から得られるもので、これも仕事のやる気に影響を与えますが、自分と徹底して向き合わなければならないのは、「内発的なモチベーションの源泉」です。
自分はどんなふうに仕事をしたいのか。その人が最後まで手放すことができない。その人の核になるもの。そこを徹底的に掘り下げます。
「働き方」を通じて、自分は何を得たいのか。そうしたことを見つめながら、今やっている仕事が、何に繋がっていくのかを考えていきます。これは、その人が大切にしているものと仕事の連動を図るというものです。できれば、小さい頃まで振り返って、今までどういうことに熱中し、没頭したのか。フローはどういう時に得られたのか。仕事上でも、そのフロー体験を得られたのか。そうしたことを時間をかけて考える。
考えるうちに自分の価値観に気づくことになります。何を得るために働くのか。人生で何を大切にしているのか。これがその人のモチベーションの源泉になります。

 

 

心が折れる職場 日経プレミアシリーズ

心が折れる職場 日経プレミアシリーズ

  • 作者:見波 利幸
  • 出版社:日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2016-07-09