ビジネスマンの皆さまへ捧げる読書日記

私が読んだ本のなかで役に立ちそうなものを紹介します

「愚直」論 私はこうして社長になった − を読んで

 

久しぶりの更新になります。


今回は、日本 HP の社長、マイクロソフト日本法人の社長、ダイエーの社長といった経歴をもつ樋口泰行氏の著書をご紹介します。 

2005年に出た本のため、著者が日本 HP の社長時代に書かれたものになります。

 
大阪大学を卒業してから松下電器に技術者として入社してから、日本 HP の社長になるまでの体験談です。

単なる体験談ではなく、その時々にくぐり抜けてきた修羅場、培ってきた仕事に対する哲学などを大変面白く読めました。

松下電器に在籍していた頃に、ハーバードの大学院へ MBA 取得のために留学をします。当時の受験からハーバードでの生活には、今の著者からは想像もできない大変な苦労が綴られています。

願書では TOEFL のスコアが必要です。このため、3ヶ月間の英語をも勉強します。
この勉強方法がすごいので、紹介します。
カセット・プレーヤーを何台も買い込み、トイレや風呂、居間など家中のあらゆる部屋に配置して、1分1秒でも長くリスニングテープを聴き込んだそうです。
書店でカセット・テープ付きの英語教材を片っ端から買い込んで、留学予備校でもテープを借りてきて、暇さえあれば耳を傾けていたと言います。
家族のためにコツコツ貯めた貯金が瞬く間にそこをついたくらいお金を使って、英語学習に励んだという。

ハーバードの留学の後は、松下電器に戻りますが、BCG 、アップル、コンパックと会社を変わっていきます。どのような仕事にも情熱と強い信念を持って取り組まれていて、読んでいるだけでもその熱意が伝わってきます。

私がこの著書の中で、特に学んだことを紹介します。

 

価値観が異なる人とあえて交わる

 

会社で仕事をすると、上司、同僚、部下、取引先といった多くの人たちと接します。
だから、自分と考え方が異なる人、価値感が異なる人とも当然一緒に仕事をしなければならない場面が必ず出てきます。

著者は、仕事を完遂するための一番のポイントに、こうした価値観が異なる人たをいかに対処するかだと言います。


このためには、以下のやり方を提唱されています。

できる限りたくさんの人と接して、多くのタイプを知る
⬇︎
その度に相手を理解するよう務める
⬇︎
各タイプを類型化して、うまくことが運んだケースを頭の中でデータベース化する
⬇︎
同じタイプの人と遭遇した場合には、過去のデータベースから引っ張り出して対処する

 

対人関係は誰もが苦労することです。苦労して当たり前と考えます。
だからこそ、データベースにない人間と遭遇した時は、「対処法を蓄積するチャンスだ」と前向きに思うことが必要になります。


こうしたデータベースを蓄えるための基本原則

  1. どのようなタイプの人にも、自分が伝えたいことを熱意と誠意を持ってきちんと伝える
  2. 相手がどういう気持ちや苦労を持って仕事をしているのかを理解し、それを尊重すること
  3. 遠慮をしない

 

 

皆さんもぜひ読んでみてください。 

仕事に対する考え方が変わると思います。

 

「愚直」論  私はこうして社長になった

「愚直」論 私はこうして社長になった